ファンタスティック・フォー 銀河の危機 ( Written By TAKA )
予定通りレイトショーにて見てきましたー。

監督は前作同様ティム・ストーリー、主演の4人もこれまた前作同様のキャストが揃いました。
お話は…こいつが訪れると間もなくその星は滅びる、なシルバー・サーファーが地球を訪れたが故に、ファンタスティックな4人組が奴と対峙することに。何故かDr.ドゥームも復活しちゃったりして、事態は更にややこしいことに、というもの。
いつもの如く箇条書きにてレビューしましょう<ネタばれあり>
・ますはビックリしたことに日本の漁船が漁をしてるところからお話が始まります。ついでに言っておきますが、ラストも舞台は(はっきりとは言ってませんが)日本でしめます。このラストについては後でも触れますが、最初と最後が日本ってのは…マーケット的に目配せした? ・主役4人が前作と同じってのは、まあ安心させてくれる基本ですな。今後もシリーズが製作されるかどうか不明ですが、是非皆さん続投して欲しいところです。で、その4人の内でやはり目を一般的に惹くのはジェシカ・アルバでしょう。でも彼女、何か顔が変わってません…?いや整形とかじゃなく(あるかもしれませんが)って、痩せたせいなのでしょうか。何かあまり可愛くみえませんでしたよ。化粧も濃すぎるし、もしかしたら本作で一番ガクッときた点かも。 ・前作はキャラ紹介にかなりの時間を割いてたので、正直ヒーローの活躍という点ではイマイチな出来でした。今回はそういう意味ではヒーロー活躍篇にしっかり仕上がってたと思います。ただ何故でしょう、TAKAは「何かB級の香りがする」雰囲気に感じました。これ多分ストーリーのせいかも。アメコミ原作ですから荒唐無稽なのは仕方ないとして、少し大風呂敷広げすぎた気がするんですよ。その割には全世界規模の危機にはちっとも感じないし、「地球破滅の危機」に瀕してる割には登場人物にあまりそういった危機感が感じられない軽いノリなんですね。正味90分がない長さですが、もっと長くして、もう少しジワジワ来る危機感を盛り上げてもよかった?まあもしかしたらシルバーサーファーよろしく、今作はスピード感を大事にしたのかも。 ・で、そのシルバーサーファーが仕える今回の敵、ギャラクタス!…って結局何ですかあれは?劇中に具体的な説明ありましたっけ?宇宙生命体(って言われても結局何のことやら分かりませんが)…なんでしょうか? ・シルバーサーファーの地球来襲の影響(か?)で前作の敵、Dr.ドゥームも復活!って、こいつも何がやりたかったの!?地球征服?だって地球破滅の間際ですよ、なのにシルバーサーファーのパワーを横取りして、主役たちに意地悪するだけ。最後は海にドッポーーン、でその後のフォローもなし。まあ生きてるんでしょうな。 ・で、ギャラクタスもシルバーサーファーの気合(ゲラゲラ えっ違う?)で撃退され、地球に束の間の平安が。ラストはリチャードとスーの結婚式シーンで終幕。周りには着物姿の人々が…うーーむやはり日本ですよね、これ。でもなあラストバトルの舞台は日本ではないアジアの国でしたよね。なのに何故に日本?メリケン達にはアジアの国なんてどこも大差ないんでしょうが。で、その日本の描写も「何じゃこりゃぁ!」。いやいや久々にここまで酷い日本描写を見ましたよ。まあでも日本を「自分には一生関係ない極東の国」程度にしか考えない人々にとっては、いかにも「あ、これって日本だよね?」なステレオタイプで分かりやすい感じでしょう。ここは悶絶して笑い飛ばしてやりましょうぞ! ・とまあいろいろ揚げ足もとりはしましたが、何も難しいこと考えずに漫画の映画を楽しみましょう!実際前作よりは確かに面白かったですし、もし3作目が出来たらまた劇場鑑賞してもいいですね。
<ネタばれ終了>
※北米興収データ…約1億3180万ドル。(歴代211位、2007.9時点) 製作費の約1億3000万ドルをかろうじて北米のみで回収しました。前作が1億ドルの製作費で1億5000万ドル以上稼いだことを考えれば、シリーズとして北米ではもう頭打ち状態?3作目の製作は難しいかもしれません。全世界のトータル興収も前作には遥かに及ばない結果になってしまいました。日本で好成績を上げることを望みましょう。
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