映画徒然日記 ( Written By TAKA )
今日はレビューで大々的に取り上げなかった映画群を。前回書いた時から約4ヶ月たってますんで、凄い量になってますよ…一部だけいきます。古い映画も入ってます。
「シーナ」TV「チャーリーズ・エンジェル」の元エンジェル、タニヤ・ロバーツ主演。まあはっきり言えば女版「ターザン」ですわ。久々の再鑑賞、彼女に興味がなければ随分キツイ仕上がり。 「リーピング」オスカー女優ヒラリー・スワンクのホラー(?)事件の真相とエンディングの2段オチで、それなりに見応えはあったかと錯覚させられます。が、お話自体は今まで何となく見たことあるような…でそれほど新味はなし。「10の災い」に関しては「ハムナプトラ1」でもあったし、デミ・ムーアの「第七の予言」もこの類じゃなかったっけ?少女がサタンであるかもしれない力を発揮するシーンは何となく「オーメン」か、そこでかかる音楽もそれっぽいし。悪魔崇拝の村人達が主人公を囲むシーンは「悪魔の追跡」を思い出させるし、そこから始まるスペクタルは「炎の少女チャーリー」?結局主人公がお腹にサタンを宿してたってのは「ローズマリーの赤ちゃん」を初めとして、かなりありますな。新味なしとは言え、赤く染まった川など印象的なシーンもあり。それなりには楽しめます。 「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説 EPISODE1」 竹内力が高校生を演じると言う時点で力業勝利あったような企画。でも全てが竹内力におんぶに抱っこ。ただそれだけで成立してしまうってのは、奴がスゴイっていう証しか…。 「ハロウィンⅢ」マイケル・マイヤーズが登場しないシリーズ番外編。ネットなどを見ると、余りにも評価が低いので鑑賞に躊躇したのですが…。いやいや退屈しませんでしたよ、確かに細部とかボカし過ぎて「結局何がやりたかったのかなぁ」は否めませんが、2倍速で見たのが功を奏したか!? 「ゲゲゲの鬼太郎」ウェンツ主演。一緒に見た息子の鑑賞後の第一声「あんまり面白くなかったね」、メインターゲットであるはずの層のこの感想が全てを物語ってるんでしょうな。で、親父の私は「思ったほどひどくはなかったな、うん」いやマジでそう思いました。でも脚本は穴あり過ぎ。子供向け映画でも、もう少ししっかりしようよ。 「大帝の剣」阿部ちゃん主演の娯楽SF時代劇。源九朗のキャラはありがち、姫のキャラは無いも同じ、佐助はただウルサイだけ。お話は悪い意味で荒唐無稽、面白みなし。じゃあアクション時代劇としてどうかと言うと、活劇の興奮感は皆無…。これでは厳しいですのお。 「ゾディアック」デビッド・フィンチャー監督のサスペンス。退屈こそしなかったものの、映画に何らかの爽快感・高揚感を求める私にはこの淡々とした「事実追い」の映画はちょっと…。バーン!と高らかな音楽&見せ場があればまた違ったんでしょうが、そうするとかなり違う映画になっちゃうか。 「シュレック3」お馴染み緑のモンスターのCGアニメ第三弾。前作まではまだあったパロディ的な面白さは随分影を潜め、単なるドタバタに終始した感が。ラストのファミリームードで幾分ごまかされはしますが、こりゃ製作予定の「4」はよっぽどストーリーを練らなきゃキツイっスよ。 「ザ・ディフェンダー」ジャン=クロード・ヴァン・ダムが初期作「ライオンハート」「ダブル・インパクト」で組んだシェルドン・レティック監督とのコンビ復活(って最近も組んでますが)!ってことで期待したんですが…。住宅街の裏庭で繰り広げられる抗争レベルの作品でした、見せ場も当然それほどの迫力があるわけでもなし、残念。 「アドレナリン」ジェイソン・ステイサム主演の激烈バカ・アクション。とにかく豪快にバカ。よくこんな脚本をスタジオのお偉方が通したもんです。とは言え、さほど笑えはしないし、アクションも唸るほどではなし。特にお話の決着のつけ方にはもう二捻りほど欲しかった。 「デスペレーション」スティーブン・キング原作のTVムービー。見てるこちらも何が起きてるかさっぱり掴めない中盤までは結構いいです。でも事の真相が明らかになってくると、スピリチュアルな方面にいっちゃって正直興味は減退。ここら辺西洋人には面白いんでしょうか? 「封印殺人映画」主に80年代、そして近年にかけてのスラッシャー映画のドキュメンタリー。作品に込められたメッセージは決して目新しいものではないですが、ホラー好きなら次々と画面に出てくる映画の各シーンを眺めてるだけで全く退屈しないことでしょう。 「スローター 死霊の生贄」自主製作映画っぽさがあるホラー。あまりにも馬鹿馬鹿しいお話にうろたえる登場人物達にため息が…。その内丸っきりのコメディになっちゃいますが、クスリとも笑えず。ラストも全く理解不能。 「ヒミツの恋愛トレーニング」爆裂ボディの知る人ぞ知るケリー・ブルック主演のロマコメ。いやねそういう(どういう?)興味で見たんですが、そっち方面(どっち方面?)は全く…。映画としても新味のない感じでした。 「レイクサイド」フォレスト・ウィティカー、ガブリエル・アンウォーというそれなりどころが主演してにも関わらず、日本じゃ未公開ビデオスルーなサスペンス・ホラー。まあこの程度じゃ未公開も仕方ないか。 「シャドウ」「キャンディマン」のトニー・トッド出演の監獄ホラー。スプラッターにカンフーアクションを取り入れた製作陣の趣味が見えますが、はっきり言って時間の無駄でした。 「TATARI2」いつのまにか続編が出来てたんですね。前作は惜しい出来のホラーでした。まあ今作もそれなりの雰囲気はありますが、ジャンルファンでもなければ、お金を払ってレンタルしなくてもいいのでは。 「ザ・ヒル」もうタイトルまんま、ヒルが人間を襲うパニック映画です。時間と金を返して欲しい…。
これでも取り上げるべき3分の1の数ですが、残りはまたの機会に。
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