アベンジャーズ ( Written By TAKA )
土曜レイトで見てきましたー
「アベンジャーズ」と言っても、レイフ・ファインズではない。って、一体このネタに誰が反応するんだろう…?マーベルヒーロー大集結のやつです、なんて説明しなくてもテレビとかでバンバンCMやってるからいいか。
監督はジョス・ウェドン、これが劇場映画2作目。ってことは大抜擢と言えるのでは?出演のヒーローの面々にはそれぞれピンの映画でも主役を果たしたロバート・ダウニーJr.、クリス・エヴァンズ、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ(この人だけエドワード・ノートンからバトンタッチ)。あとはスカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、サミュエル・L・ジャクソンらがシールドのメンバーで出演。敵役は「マイティ・ソー」の愚弟ロキ、トム・ヒドルストン。
お話は簡単に言っちゃえば、地球を侵略する異星人に対抗するヒーローたちの活躍です。でもまあ彼らも意見の相違で内部対立したり、なかなか簡単に一致団結!とはいかないわけなのです。
〈ネタばれあり〉
とりあえずヒーローそれぞれを箇条書きで追ってみましょう。 ・ストーリーを牽引してたのはアイアンマンかなあ、って感じ。彼だけピンの作品も2作ありますしね。アクションシーンでは先頭を切って活躍、彼とソーのガチンコ対決も今作の見所の一つ。いつも飄々と軽口叩いて、そのためにキャプテン・アメリカと対立したりします。けどラストは自己犠牲も厭わない崇高な一面も見せました。
・ソーは…なかなか扱いが厄介なキャラですよねえ、何たって神様ですから。実際はエラい強いと思うんですが、イマイチ目立った活躍がなかったような気がします。けど今作の敵は彼の義弟ですし、その兄弟間の確執がストーリーの一端を担っていました。でもやっぱ彼は自分の世界(アスガルドだっけ?)で活躍させる方がイキイキと暴れられるのでは?そういう意味ではピンの作品の方が作りやすいと思います。
・キャプテンは…これも微妙なキャラだなあ。やっぱねえ、「飛べない」って事実が足を引っ張っているんスよ。アイアンマンは自由自在に飛びまくり、ソーもハンマーの反動(?)で飛び、ハルクは力任せに大ジャンプ。けどキャプテンは地上を頑張って走り回る…。どうしても地味な画ヅラになっちゃうよねえ。警官に的確な指示を出したりするなど、頼りになる面は強調されてましたがね。生真面目すぎるキャラ、特殊能力の面で他のヒーローより劣る分、何となく応援したくなるキャプテンでした。
・そして、ハルク。今作で一番もうけ者な扱いだったのでは?ブルース博士の時点ではイマイチ面白味に欠けますが、とにかく変身して暴れ出したらもう手がつけられません。今作では最初の変身では見境なく暴れ、ブラックウィドウを殺しかねない勢いでしたが、クライマックスでは一応理性的に暴れてましたね。まあソーをぶん殴りもしてましたが(ゲラゲラ)。特にロキと対峙するシーンは爆笑もんですした。
・そしてシールドの面々。基本的に普通の人間ですから、やっぱ空を飛んだりはできません。まずはブラックウィドウ、冷静な女スパイでありますが、ハルクに襲われてガタガタ震えてる意外な一面も。次にホークアイ、コイツが一番キャラがたってない。また演じるのがイマイチ華がない(と思う)ジェレミー・レナーだしなあ。突っ込みどころは、背中の矢入れ(?)には一体何本の矢が入ってるのっ!?ってこと。この2人の間には今作で描かれなかった過去を匂わせてましたね。そしてサミュエル・L・ジャクソン演じるフューリー長官、うーーーむ活躍の場があまりなかったような気が。この3人はスピンオフ製作の噂がありますが、キャラがどうも弱い気がする。最後にコールソン捜査官、意外に活躍しましたが、これまた意外な結末を迎えました。てっきり生きていて、最後に登場するかと思いましたよ。
・悪役連中に関しては、ロキはもう後には引けずに悪まっしぐらでしたねえ。最後はソーに付き添われ、強制送還されましたが、アスガルドでこっぴどく怒られるんだろうなあ(ゲラゲラ)。そしてロキに協力してた悪の軍団(名前忘れた)はキャラなんてないようなものでした。でも奴らに関して一つ疑問がありますね。それは奴らの母船が爆発したら、地上で戦いを展開していた奴らがバタバタと倒れたこと。ロボットとかじゃない(よね?)のに、あれは何で?
・大掛かりなアクションシーンは全て見応えあり。ハリウッドビッグバジェット映画(製作費は2億ドル超)の凄まじさを大いに見せつけてくれました。またこういうお祭り映画であっても、意外性こそそれほどないけど、きちんとまとまったストーリー展開。これは「2」があったら是非見たいな、と思わせる出来です。総じて期待にきちんと応えた見応えのある映画と言えるでしょう。ただ3D効果はそれほどでもなかったかな。
〈ネタばれ終了〉
「トータル・リコール」が今年の暫定No.1に躍り出た、と書いたばっかりなのに、今作はそれを抜き去り、暫定第1位です。いやいや面白い映画がこのように続くと嬉しくなりますね。これからそれぞれのヒーローのピン映画の続編が製作され(ハルクはリブートの噂あり)、そして「アベンジャーズ2」となることも決定済み。こうなったら他のマーベルヒーローの登場も期待したいところです。 さて、今度はリドリー・スコット監督(弟トニー・スコット監督の訃報にはビックリしました)の「プロメテウス」を見に行く予定です。
※オビさん、これ見てたら連絡くださーい。
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